2016年8月28日日曜日

キューバ文学(33)マヌエル・コフィーニョ

マヌエル・コフィーニョの本が届いた。革命キューバの社会主義リアリズム作家として一時代を築いた作家だ。1936年生まれで1987年没。

Cofiño, Manuel, Andando por ahí, por esas calles, Editorial Letras Cubanas, La Habana, 1982.




これは短篇集。彼を一躍有名にした短篇「変革の時(Tiempo de cambio)」 が入っている(この短篇を含む短篇集が1969年に国内の文学賞を受賞した)。革命前は売春婦だった女が、その後ある商店の店員になっているのを見た男の独白。
 
1971年、カサ・デ・ラス・アメリカス賞(小説部門)を受賞したのが以下の本。

Cofiño, Manuel, La última mujer y el próximo combate, Siglo XXI, México D.F., 1972.


 
未入手だが、Cuando la sangre se parece al fuego(1975)は革命前後のハバナのスラム街に住むアフロ系一家を中心に、アフロキューバの宗教文化(アバクア)を描写しているようだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿