2026年2月8日日曜日

2月8日

Cuadernos Americanosは、スペインの前衛詩人フアン・ラレア Juan Larreaが内戦後にメキシコで関わっていた隔月の文芸誌。編集長はJesús Silva Herzog。1942年に創刊号が出て、そこにアルフォンソ・レイエスが「アメリカ大陸とCuadernos Americanos」という文章を寄せている。

隔月で刊行されていて、年毎に号数がナンバリングされている。1950年第4号を見ると300ページ近い分厚さで、目次にはフェルナンド・オルティスやフリオ・コルタサルの名前も。

全巻揃いではなくて飛び飛びだけれど、81冊2000ドルで売っている。

「Cuadernos Americanos」は書籍の出版もしていて、スペインから亡命していた詩人エミリオ・プラードスの詩集『閉じられた庭』を出している。これはおそらく1946年。

雪の朝、夜空の月のように、灰色の空に白い太陽が光っていた。投票に行って、ここ数日のぞわぞわした落ち着かない気分が楽になった。やれることはやった。選挙は国政だけではない。自治体の選挙もあるわけだし。2月9日の朝、どんな結果になっていても、しっかり起きて仕事に向かうのだ。

2026年2月5日木曜日

2月5日

詩に関連して以下の本:

伊藤整『改訂 文学入門』講談社文芸文庫

三好達治『詩を読む人のために』岩波文庫

池澤夏樹個人編集『近現代詩歌 日本文学全集 29 』河出書房新社

谷川俊太郎他編『詩 たのしいライト・ヴァース 世界編』河出書房新社

エドガー・アラン・ポオ『詩と詩論』創元推理文庫(これが2冊あった。誰かいりますか?)

吉本隆明『定本 言語にとって美とは何か II』角川ソフィア文庫

オルテガ『芸術の非人間化』荒地出版

このうち伊藤整からは、「第二章 悲劇と喜劇」のうち特に40-43ページ。そして「第十章 芸術の本質」から以下。

「19世紀までのように、人間が完全な独立した性格を持って自立していると考えられていた時は、詩歌の表現の意味も完了したはっきりしたものであった。しかし現代のように人間は独立しえない不完全なものと思われる時代では、意味や説明の完了した詩句は、人間性をかえって表現しないことになる。人間存在の不安な意識は、ある不明瞭な、そして不安定な表現の中にとらえられやすい。絵が写真的説明に満足できなくなったように、詩も意味を具体的に明らかにすることや、同じ韻律を繰り返すことは、かえって不満足な結果を生むのである。」(258ページ)

吉本隆明では特に「第V章 第一部 詩」から。

オルテガは特に「続芸術の非人間化」29-36ページ。

2026年2月4日水曜日

2月4日

ハバナに暮らしている人からメールが届きました。日本語圏でも知るべきことだと思うのでここで紹介します。

「しばらく前からここからは悲しいニュースしか出てこなくて。自然災害、いくつかのウィルスによる病気、失敗している経済政策による日常生活レベルの災害。いまはベネズエラでの出来事と米国の圧力で何もかもが悪化しているけれど、これはいまにはじまったことじゃない。幸運なことに、周りは概して落ち着いている。日々の暮らしに苦しんでいて、それ以上のことへの余裕がないというところ。でも起こりうることへの不安があるにはあって、良い方向に進むと考える人もいるし、悪い方向に進むと考える人もいる。90年代のようにゼロではないけれど、石油危機は悪化して、停電と自動車用の燃料問題も悪くなるばかり。個人営業店で物はたくさん売っていても、何もかも高くて、買える人と買えない人の差は拡大している。日常生活は困難に満ちていて、全体的に人びとは満足してはいない。悲しいことに」




2026年2月2日月曜日

2月2日

メキシコがキューバに人道支援として食糧や生活必需品を送ることになった。石油は米国の妨害で送れない。

2026年2月1日日曜日

2月1日

読売文学賞に柴崎友香の『帰れない探偵』。この本が素晴らしいことはもう知られているけれども、こうした大きな賞でさらに評価が高まるだろうから嬉しいのと、あまり知られていないこの本に合わせて催された柴崎選書フェアでは、フアン・ガブリエル・バスケスの『歌、燃えあがる炎のために』が含まれているので、ひときわ嬉しい。

前便で鶴田吾郎の「池袋への道」をSOMPO美術館で見たと書いたが、そのあと本棚を見ていたら、東京芸術劇場と豊島区が出した写真集・資料集『池袋への道』が出てきた。

2021年1月、森山大道の撮った「池袋」の写真展が東京芸術劇場が開かれて、その時に手に入れた本。そこに鶴田吾郎の「池袋への道」(1946年)が載っていた。麻生三郎の「子供像」(1950年)も。鶴田吾郎は「記録をひらく 記憶をつむぐ」の「神兵パレンバンに降下す」が1942年。

倉石信乃と森山の対談も収録され(対談は2017年に行われた)、森山が西池袋2丁目に住んでいて、そういう趣旨の対談だから当然なのだが、話題は池袋話で、森山は池袋は新宿とは違うのだと言っている。その後森山は病に襲われ、2020年に池袋を離れる。

2026年1月31日土曜日

1月31日

SOMPO美術館で「モダンアートの街・新宿」。夏に国立近代美術館で見た松本竣介や鶴田吾郎。鶴田は「池袋への道」(1946年)。ついこの前のアンチ・アクション展や春に埼玉県立美術館の「メキシコへのまなざし」で見た福島秀子、宮脇愛子、芥川(間所)紗織。1920年代から40年代の池袋・目白・下落合の風景。

早稲田大学の27号館の小さなスペースで在日朝鮮人二世の写真家・趙根在(1933-1997)の「写真が語るハンセン病問題の真実」。

2026年1月29日木曜日

1月29日

ハバナでジャズフェスティバルが始まったが(1月25日から2月1日まで)、エネルギー問題は解決していない。聞こえてくるのは悲観的なニュースだ。