世界は変わり続ける
El mundo cambia constantemente.
ラテンアメリカ文学、キューバの文学、カリブの文学などについてメモのようなものを書いています。忘れないように書いているというのもあるけれど、忘れてもいいように書いている。書くことは悪魔祓いみたいなもので、書くとあっさり忘れられる。それがいい。
Escribir es un acto de exorcismo. Escribir cura, alivia.
2026年3月9日月曜日
3月9日
2026年3月2日月曜日
3月2日
パナソニック汐留美術館で「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」。岸田劉生、柳宗悦、今和次郎、宮沢賢治、松本竣介、立原道造、竹久夢二、磯崎新という固有名詞を与えられ、これらの人名を使って戦前戦後の日本近代美術・建築史を論ぜよ、という問題が解けますか?という話。ただし、この美術館がパナソニックによって運営されていることも考慮しなければいけない。住宅や陶磁器やインテリアの展示品が多いのは、母体の運営方針によるのでしょう。
2026年2月27日金曜日
2月27日
米国はもはやラテンアメリカ抜きには理解できない、たとえ支配者層がどんなに拒もうとしても。これはバッド・バニーのスーパーボウル以降言われていることで、確かにそうなんだろう。ラテンアメリカ抜きのアメリカは今そうなったわけじゃなくて随分前からそうだった。だからこそオバマが大統領ではなくなった瞬間、2017年1月、ホワイトハウスのスペイン語版ホームページは消されたのだ。この前ある人が言っていたが、トランプの就任日は2026年1月3日で、それまではただの序章に過ぎなかったのだ、と。キューバ出身の作家は、キューバには「冷戦」と「冷戦後の世界」の二つの終わりがいっぺんにやってきたのだと言っている。「冷戦」と「冷戦後の世界」の二つの終わりが同時にやってくる。「冷戦後の世界」も「冷戦」の世界を生きてきて、それが二つとも終わりそうだ。終わると言っても終わりを眺めているのではなくて、次の時代に無理やり入らされている。
2026年2月18日水曜日
2月18日
メキシコとキューバのあいだのフライトは、メキシコのアエロメヒコ航空がメキシコシティから毎日ハバナまで飛ばしている。しかし、そう、しかし、なのだが、その飛行機は、ハバナからメキシコシティに飛んでない。どうやらユカタン半島のカンクンに戻っている。つまりハバナで給油することができないので、ハバナから50分から1時間程度のカンクンに飛んで、ぎりぎりメキシコーキューバ間の往来を保っているのだ。こういう手立ては、メキシコ大統領のシェインバウムのキューバ支援策とも連動している。チリもキューバ支援を表明しているものの、LATAM航空は、他の多くの航空会社と同じようにキューバへのフライトを停止している。チリはあくまでユニセフを通じての支援だからだろうか。イギリスやノルウェーは、現状ではキューバ渡航を控えるべきというメッセージを出している。それでも多くのジャーナリストが次々にハバナ入りをしている……
停電のことでは、観光客を途切れさせないようにするため、有力ホテルはいつも通り稼働していて、唯一の高層ビル(Kタワー)の上階ではナイトクラブも営業している。個人での石油輸入も始まっている。
「エル・パイース」(2月15日付)でキューバ出身の歴史学者ラファエル・ロハスが、「これから先の数週間がキューバの将来にとって決定的」だと書いているのだけれども、どういうことを指すのかははっきりしない。
ハバナ沖に停泊している米国の軍艦があるから、1月3日にベネズエラでしたのと同じことをする可能性があるのかもしれない。予測をしているのは島の外にいる人で、中の人はそんなことをしてもしょうがないだろう。でも、たぶん、何が起ころうとも、それまでの通りの生活を続けられる人びとが一定数は確実にいる。
SNSでビルヒリオ・ピニェーラの詩を引用しているキューバ人が何人かいた。「ありとある場所が水浸しのひどい状況なので、カフェのテーブルに座るしかない」。
2026年2月14日土曜日
2026年2月11日水曜日
2月11日
2026年2月8日日曜日
2月8日
Cuadernos Americanosは、スペインの前衛詩人フアン・ラレア Juan Larreaが内戦後にメキシコで関わっていた隔月の文芸誌。編集長はJesús Silva Herzog。1942年に創刊号が出て、そこにアルフォンソ・レイエスが「アメリカ大陸とCuadernos Americanos」という文章を寄せている。
隔月で刊行されていて、年毎に号数がナンバリングされている。1950年第4号を見ると300ページ近い分厚さで、目次にはフェルナンド・オルティスやフリオ・コルタサルの名前も。
全巻揃いではなくて飛び飛びだけれど、81冊2000ドルで売っている。
「Cuadernos Americanos」は書籍の出版もしていて、スペインから亡命していた詩人エミリオ・プラードスの詩集『閉じられた庭』を出している。これはおそらく1946年。
雪の朝、夜空の月のように、灰色の空に白い太陽が光っていた。投票に行って、ここ数日のぞわぞわした落ち着かない気分が楽になった。やれることはやった。選挙は国政だけではない。自治体の選挙もあるわけだし。2月9日の朝、どんな結果になっていても、しっかり起きて仕事に向かうのだ。