キューバ政府が米国と交渉していることを正式に認めたというニュースが日本語の新聞にも出てきた。3か月石油が入らず、日によっては20時間以上、100時間越えの停電が続いている地区があったりして、それにしても石油のことでは、ここも他人事ではないのだけれど、比べられるレベルじゃない。今になって気づいたのは、米国はベネズエラにしたことをせずに、結果的に同じことをしている。同じことを起こせる。そして、同じことを起こしたとしても、そこの市井の人たちの生は少しも変わらないだろう。ハバナの友人はウィルスにやられてすでに4か月が経っていても、まだ後遺症に苦しんでいる。電気が来たら飛び起きて、電気のあるうちに家事その他を済まさないといけない。
いま米国はキューバを崩壊させ、そのあと占領や利権の獲得を考えているのではなくて、存在を抹消しようとしているのではないか。ガザのことを思い浮かべたからこんなことを思っているのかもしれないが。オバマがキューバと国交回復したことを否定したいのもあるだろうし。
法の支配は終わり、力の支配の時代がやってきたと言われる。このまえひとみ座の人形劇『ペドロ・パラモ』を見ていて、力が支配する世界での人間の非人間化のような話なのだと思えてきた。