2019年12月29日日曜日

キューバ文学:ダニエル・チャバリーア、ほか

本の整理もそろそろ終わらせなければならない。

ウルグアイからキューバに来て、古典文学を教えながら小説を書いた男、ダニエル・チャバリーア。1933年生まれで、2018年没。

彼の小説第1作にして内務省主催の1977年文学賞受賞作がこれ。

Daniel Chavarría, Joy, Letras Cubanas, La Habana, 1982(初版は1977)




ぼろぼろのキューバ幻想怪奇短篇集が出てきた。

Cuentos cubanos de lo fantástico y lo extraordinario, UNEAC, La Habana, 1968.


アンヘラ・マルティネスの「雨」は面白い。

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2019年10月、イェール大学で「Casa de las Américas」についてのシンポジウムがあった。

登壇者と題目はでわかっているのは以下の通り。

Rafael Rojas, “La teoría de la literatura latinoamericana como capítulo de la Guerra Fría”,
Odette Casamayor, “El Caribe negro de la Casa de las Américas”
Maité Hernández-Lorenzo(この人はCasaから出席),  “Proyecto Línea del Tiempo”
Juan Carlos Quintero Herencia,  “Leer la Casa de las Américas hoy”(この文章はAcademia.eduにあることがわかっている。他のはわからない)
César Salgado, “La espectralidad en Casa".
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キューバ関係以外で床に積ん読だった本をようやく本棚へ。並べ替えはこれから。




2019年12月15日日曜日

キューバ文学:エセキエル・ビエタとノエル・ナバーロ

流れとしては前回の続きで、UNEACの文学賞受賞作の整理。

今から思えば、このようなことをやりはじめたのは、以下の本がきっかけだったということかもしれない。

Ezequiel Vieta, Vivir en Candonga, Ediciones UNION, La Habana,1966.


もはや表紙も本から剥がれ、保存状態に気をつけないといけないレベルに入っている。これが1965年受賞、1966年出版。

そして1970年に同じ賞をもらい、翌71年出版の作品が以下のもの。

Noel Navarro, Zona de silencio,  Ediciones UNION, La Habana, 1971.


 エセキエル・ビエタは1922年生まれ(1995年没)、ノエル・ナバーロは1931年生まれ(2003年没)。

 前のエントリーで紹介したRogelio Rodríguezの研究書の年表には、「1972年には小説の出版がゼロ」とある。そんなことがあるんですね。

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