2015年7月29日水曜日

キューバ文学(9)ゼロ年代の作家たち

キューバの新世代作家の短篇集が届いた。こちら

Padilla Cárdenas, Gilberto(ed.,), Malditos bastardos: Antología, Editorial Cajachina, 2014.

タイトルにある"bastardos"というのは非嫡出子のことで、ラテンアメリカ文学では最近あちこちで聞かれる「非正統文学」たらんとする作家たちの短篇集である。若手ばかりである。「糞ったれの私生児ども」という感じか。

本の表紙ではこちらのほうが目立つのだが、副題がある。

「ペドロ・フアン・グティエレスでも、ソエ・バルデスでも、レオナルド・パドゥーラでもない10人のキューバ作家たち」

この3人は国際的に評判の作家ばかりで、それ以降の世代を集めたものである。
この記事によれば、ゼロ年代(Generación Cero)と呼ばれている。

今後のために名前と生年、そして短篇タイトルを挙げておこう(タイトルは仮訳である。内容を読んでいないので間違っているかもしれない)。

アメル・エチェバリーア・ペレー(Ahmel Echevarriá Peré)、1974年生まれ。
 「島」Isla

ホルヘ・エンリケ・ラへ(Jorge Enrique Lage)、1979年生まれ。
 「ゲームの外で」Fuera del juego
  確かこの人の短篇はひとつ読んだことがある。

オスダニー・モラーレス(Osdany Morales)、1981年生まれ。
 「ジム・ジャームッシュへの永遠の愛の告白」Declaración de amor eterno a Jim Jarmusch

ラウル・フローレス(Raúl Flores)、1977年生まれ。
  「エクストラ」Extras

ミチェル・エンシノサ・フー(Michel Encinosa Fú)、1974年生まれ。
 「栄光の男」Nuestro hombre en la gloria
  ※グレアム・グリーンの「ハバナの男 Nuestro hombre en La Habana」を踏まえているのか?

アベル・フェルナンデス・ラレア(Abel Fernández-Larrea)、1978年生まれ。
 「Roadkill raccoon」路上轢死したアライグマ?
  たまたま見つけたインタビューはこちら。 なんとソ連にまつわる話を書いている作家だ。

エリック・J・モタ(Erick J. Mota)、1975年生まれ。
  「昔とは違うんだ」Las cosa ya no son lo que eran antes

レグナ・ロドリゲス・イグレシアス(Legna Rodríguez Iglesias)、1984年生まれ。
 「計画」La planificación

アニスレイ・ネグリン(Anisley Negrín)、1981年生まれ。
 「正午の島」Isla a mediodía
    ※コルタサル?

オルランド・ルイス・パルド・ラソ(Orlando Luis Pardo Lazo)、1971年生まれ。
 「キューバン・アメリカン・ビューティ」Cuban American Beauty

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