2017年5月3日水曜日

キューバ文学関連(ディアスポラものと推理もの)[2019年12月16日書影追加]

来月こちらに出ることもあって、このところはキューバ文学関連の本ばかり。

Portuondo, José Antonio, Astrolabio, Editorial de arte y literatura, La Habana, 1973.



この本はキューバの「警察小説」を論じた古典的エッセイ集。

「探偵小説について(En torno a la novela detectivesca)」
「ラテンアメリカの推理小説(La novela policial en Hispanoamérica)」
「革命警察小説(La novela policial revolucionaria)」

などが入っている。

キューバにおけるこのジャンルの隆盛について論じた最新のものが以下の研究書。

Wilkinson, Stephen, Detective Fiction in Cuban Society and Culture, Peter Lang, 2006.



それから、島を出たキューバ作家についての論考が入っているのが以下のもの。

Fornet, Ambrosio, La coartada perpetua, Siglo XXI, México, D.F., 2002.




この本の前に、アンブロシオさんは亡命・移住キューバ作家のエッセイを編んでいる。

Memorias recobradas: Introducción al discurso literario de la diáspora(Selección, prólogo y notas de Ambrosio Fornet), Ediciones Capiro, Santa Clara, 2000.



アンブロシオさんは、ホルヘ・フォルネーの父親。

ほぼ同じ頃に出た、キューバ・ディアスポラ作家短篇集が以下のもの。

Isla tan dulce y otras historias: Cuentos cubanos de la diáspora(Selección y notas de Carlos Espinosa, Introducción de Francisco López Sacha), Letras Cubanas, La Habana, 2002.

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