2001年のキューバ本。
Iván de la Nuez(ed.), Cuba y el día después: doce ensayistas nacidos con la revolución imaginan el futuro, Mondadori, Barcelona, 2001.
キューバの未来について、革命後に生まれた12人が書いたエッセイ。
序文:イバン・デ・ラ・ヌエス
1 アントニオ・ホセ・ポンテ
2 ビクトル・フォウレー
3 ラファエル・ロハス
4 ホセ・マヌエル・プリエト
5 エンマ・アルバレス-タビオ・アルボ → 初めて見る名前
6 "トネル"、アントニオ・エリヒオ・フェルナンデス
7 エルネスト・エルナンデス・ブスト
8 エミリオ・イチカワ
9 ホルヘ・フェレール
10 オマール・ペレス
11 エナ・ルシーア・ポルテラ
12 ロランド・サンチェス・メヒーアス
序文「別の未来を前にした新しい人間」の冒頭を要約しながら訳したのが以下。
クローンと遺伝子操作に開かれた時代。情報技術、インターネット、ヴァーチャル・リアリティが拡大する時代。最も大胆な構想のSF小説が夢に見た時代。そういう時代にあって、私は12名のキューバ人作家に、我が国の未来について考えようと声をかけた。
キューバの未来を考えるということは、キューバと彼らの居場所が来るべき時代にどこに位置するかについて考えることを意味している。考えることはしかも、前倒しして実際にそうしているようなものだ。
彼らは革命の子供達、そして書物の文化の子供達である。彼らは、革命と書物の文化が危機的な状況にある未来に生きるだろう。
最もラジカルな人は、革命も書物の文化どちらも消えると言っている。まともな人でも、今日までそれらが意味してきたものとはすっかり変わった状態で生き続けるといっている、そんな未来だ。しかし、彼らの言葉の出発点は革命であり、書物の文化なのである。
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