映画『マルティネス』でチリ人のマルティネスは、メキシコの地方都市に移住して、そこで仕事を得て、数十年が過ぎて定年を迎える。家族が出てこないラテンアメリカ映画で、まるで日本映画のような、というのが第一印象。
メキシコのチリ人。これはどういうことかというと、何につけても緩いメキシコ人VS 生真面目が過ぎるほどのチリ人ということで、とりわけそれは仕事に対する考え方とか、時間感覚とかにあらわれていて、寡黙に仕事に打ち込む「世捨て人」VS いい加減な若者という『Perfect Days』を思い出したりもした。
ストーリーの鍵はチリ人の隣人が孤独死するところにあるのだが、発見までの時間が数日間とかではなく、半年間も放置されていたということで、多分この部分は実話だろう。
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