少しも考えたことがなかったのだが、キューバ関係のメーリングリストで、パディーリャ事件から50年が経過したことを知った。
詩人のエベルト・パディーリャが拘束を解かれ、UNEACのホールで自己批判をしたのが1971年4月27日だったので、それから半世紀が経過したということだ。
「カサ・デ・ラス・アメリカス」の季刊誌「カサ」の65-66号(1971年)にはその時のパディーリャの発言内容が載っている。
で、「カサ・デ・ラス・アメリカス」は半世紀にあたって、このパディーリャの発言も含め、当時の文書をまとめて一冊の本にしている。
Diario de Cubaでは、アントニオ・ホセ・ポンテがインタビューに答えている。彼によれば、パディーリャが話しているところをICAICが撮影していて、いまだに日の目を見ていないが、フィルムはあるとのことだ。
なるほど、ニュースで放映してもおかしくない内容だから、撮影が入っていて当然だろう。いずれどこかから流出するのだろうか。
しかしそれにしてもキューバ文化のデジタルアーカイブ化の進展はすごい。Lunes、Ciclón、 Mariel、Orígenesなど、主要雑誌が軒並みインターネットでタダで読める時代がやってきた。このRialta.orgを見ていたら、何日でも過ごせそうだ。
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4月から対面ではじめた授業は、2週間やって再び2週間限定でオンラインになった。その後は緊急事態宣言が延長されても対面に戻す予定。もちろん、あくまで予定。
これほど悲観的な日々はなかなか経験できない。
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