ピニェーラはフランス語でも詩を書いた。
10篇が残っている。
そのうち5篇はMaria Maya Surduts(1937-2016)に捧げられたものだ。彼女はラトビア生まれの「フェミニズム活動家」で、63年のワシントン大行進に参加し、その後キューバに渡った。
合計8年間キューバに暮らして、カストロ政権を批判し、最後は国外追放を受けた。それが1971年。
ピニェーラとは友人で、その彼が不遇であるのを見たことも、革命の文化政策に疑問を持った一因らしい。国を去るとき、ピニェーラにレコードプレイヤーをプレゼントした。
フランス語の詩は60年代の終わりから70年代の初めに書かれている。ベトナムの詩をフランス語から翻訳していたと同じ時期かもしれない。
その10篇の詩を含む詩集は以下のもの。
Piñera, Virgilio, Una broma colosal, Ediciones Unión, La Habana, 1988.
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