2017年8月19日土曜日

映画『エルネスト』

映画『エルネスト』は 10月に公開される日本・キューバ合作映画。
監督は阪本順治。

監督によれば、広島(のゲバラ訪問)とフレディが出発点にある。

「当事者」と「傍観者」の問題を、映画『エルネスト』(トレイラーはこちら)は考えさせる。

ポスターでもわかるが、オダギリジョー演じるフレディ前村ウルタードの深刻な表情が、この映画の最大の魅了であり、見ている者にとって最大の悩みではないか。ゲバラの表情も同様だ。

あの表情をどのように受け止めたらよいのだろう。
 
2016年3月にオバマがハバナを訪れたときの演説(スペイン語版)はまだ読める(こちら)。この演説は宛先がはっきりしていた。「キューバ国民へ」と書かれている。

演説の場所はハバナ大劇場(Gran Teatro de La Habana)。メイン・ホールの名前から、ガルシア=ロルカ劇場とも言われている。1838年に開館した当時の名前はタコン劇場。アメリカ大陸で最大の劇場だった。

広島といえば、オバマが広島を訪れたときの(問題を起こした)演説のスペイン語版は見当たらない。英語版はこちら

ゲバラのエピソードから始まる『エルネスト』で、アメリカ人は「ヤンキー」と呼ばれていた。当然「デキシー」ではない。

今年はゲバラが死んで50年。公開日は命日に合わせているのかもしれない。

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