2017年8月2日水曜日

キューバ雑誌研究

キューバの文芸誌「カサ・デ・ラス・アメリカス」を集めはじめてもう何年もたつ。

ある程度はまとまって入手したけれど、全部というわけにはいかず、抜けているところがそれなりにあって古本屋で見つけては注文している。

これまで入手したものを無駄にしないためには、書店のカタログに全巻揃いが出ていても諦めなくてはならない。

もちろん現在も刊行中なので、全巻揃いというのはあり得ないのだが、最近のものはすでにデジタル化が進み、カサ・デ・ラス・アメリカスのサイトでもダウンロードできる。もちろん無料。

怖いのは、昔のものまでどんどんデジタル化されて、現物が不要になってしまう事態である。まあそうなったとしても仕方ないが。

最近は直に古本屋とやりとりして、探してもらうこともしばしば。それでもなかなか進まない。



写真は最近届いたもので、46号、53号、86号、245号の4冊だが、その中に表紙が87号、中身は86号というのがある。書店のメモが入っていて、「印刷のミスで表紙には87号とあるけれども、中を開けば、あなたが注文した86号であることがわかる」というようなことが書かれていた。

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雑誌研究といえば、来る8月22日から24日に、こんなイベントがあって、訳あって関わっている。アフリカやカリブや黒人文化に関心のある方、ぜひどうぞ。
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デジタル版も印刷してみたことがあるが、現物を手にしてしまうと、どうしてもそちらの方に強く惹かれる。装丁にしても、表紙にしても。

雑誌「カサ」の表紙は長らく、ウンベルト・ペーニャ(Umberto Peña, 1937〜)が担当してきた。写真に見えているうち右の3冊は彼の作だ。

まだまだ先は長い。

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