2016年12月14日水曜日

キューバ文学(40)

 キューバで手に入れた本から。

Ramírez Cañedo, Elier(Compilación), Un texto absolutamente vigenge: A 55 años de Palabras a los intelectuales, Ediciones Unión, 2016.

1961年6月16日、23日、30日にハバナの国立図書館で行われた知識人たちとの議論を経てフィデル・カストロが出した答えが「知識人への言葉」。2016年はそれから55年。

この本には、カストロのその言葉が巻頭に収められているほか、アンブローシオ・フォルネー(ホルヘ・フェルネーの父)、フェルナンデス=レタマールやナンシー・モレホン、フェルナンド・ロハス(ラファエル・ロハスの兄でキューバ文化省副大臣)などの論考やインタビューが入っている。

「55年」という数字に何か意味があるのかと思って開いてみたが、そうでもない。初出のものはほとんどなくて、これまでに発表されたものを2016年に集めたということ。

Richard Ruiz Julién, Kilómetro 0: La desintegración de la URSS: una visión desde Cuba, Editorial José Martí, 2015.

ソ連崩壊をどう受け止めたのか、について考えた著者がソ連に関わりのあるキューバ人にインタビューし、それをまとめたもの。

Rodríguez Febles, Ulises, Minsk, Ediciones Unión, 2014.

著者は1968年生まれ。インタビューは例えばここで
ミンスクは小説中の人物がオートバイにつけた名前。
書評は例えばこのサイトで。キューバとソ連の関わりについての情報やコラムが満載。

(この項、続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿