2015年10月4日日曜日

メキシコ文学(1)メキシコシティから離れる

メキシコの作家についてふと考えてみると、メキシコシティで生まれたり、育ったり、学んだり、死んだりした人ばかりだ。

カルロス・フェンテス、エレナ・ポニアトウスカ、ホセ・エミリオ・パチェコ、オクタビオ・パス、ホルヘ・ボルピ、アルフォンソ・レイエス……

翻訳がない作家でも、たとえばマリオ・ベジャティン、グアダルーペ・ネッテルのような作家もメキシコシティが居場所である。

メキシコ人ではないけれども、長く住んでいる作家、ガルシア=マルケス、フェルナンド・バジェホ、ロベルト・ボラーニョでさえも、メキシコシティが拠点だ。

国の大きさからして、これでは偏っているような気がしないでもない。

というわけで、いま関心はメキシコシティ以外の作家にある。手元に作品のある作家で、しかも自分と同世代くらいを意図的に選んで並べてみる。順不同。


フアン・パブロ・ビジャロボス(Juan Pablo Villalobos):1973年グアダラハラ生まれ。

クリスティナ・リベラ・ガルサ(Cristina Rivera Garza):1964年タマウリパス生まれ。

トリーノ・マルドナード(Tryno Maldonado):1977年サカテカス生まれ。

エドゥアルド・アントニオ・パーラ(Eduardo Antonio Parra):1965年グアナファト生まれ。

アルバロ・エンリゲ(Álvaro Enrigue):1969年グアダラハラ生まれ。

マウリシオ・モンティエル・フィゲイラス:1968年グアダラハラ生まれ。

ジョルディ・ソレール(Jordi Soler):1963年ベラクルス生まれ。

ホアキン・ウルタード・ペレス(Joaquín Hurtado Pérez):1961年モンテレイ生まれ。
 
(この項、追って作品について増補予定)

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