メキシコの独立記念日は9月16日で、15日の夜、グリート(grito)がある。
24年前はコヨアカンのソカロでグリートを聞いた。今回はグアナフアトにいて、雨期の終わりかけなのか、雨が降りそうだったが、そういえば24年前のコヨアカンでも雨が降りかけていたのを思い出した。少し寒いぐらいだったかもしれない。今年もそうだった。
記憶では、ちょうど日にちの変わり目の深夜24時にグリートがあったものと思っていたが、23時だった。
グアナフアトはまさに1810年の独立戦争の口火となったドローレス・イダルゴの近くということで、ドローレスに行くという話もあったのだが、結局とりやめた。理由は、夕方か夜、ドローレスの広場に入ると夜更けまで出られなくなる恐れがあるからだった。そこまでの時間の余裕がなかったため、グアナフアトで立ち会うことにした。
グアナフアトのグリートはアロンディガで行なわれる。下は昼間の風景。
近くに着いたのは、ぎりぎり22時45分ごろだった。大慌てでアロンディガをめざした。
そして23時、グリートが始まった。ただ「ビバ・メヒコ」と3回言うだけだったと思ったが、英雄の名前に言及したうえで、最後に「ビバ…」と言うのだった。こういうことも、現在ではWikipediaですぐにわかる。
- ¡Mexicanos!
- ¡Vivan los héroes que nos dieron patria!
- ¡Víva Hidalgo!
- ¡Viva Morelos!
- ¡Viva Josefa Ortiz de Domínguez!
- ¡Viva Allende!
- ¡Vivan Aldama y Matamoros!
- ¡Viva la independencia nacional!
- ¡Viva México! ¡Viva México! ¡Viva México!
グアナフアトにいる留学生は友達とパーティということで、グリートに出かける予定はないとのことだった。
新聞では、悪政ゆえにグリートに行かないようにSNSなどを通じて訴える運動も行なわれているとあった。
24年前にはWikipediaもSNSもなかった。ただ独立記念日の大きなイベントというそれだけの情報で出かけた。はじめてCafé de ollaを飲んだのも、その日のことだったかもしれない。
[付記]
グアナフアトではイダルゴ市場へ行ったら、きれいなフルーツが並んでいた。
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