ホセ・ルイス・ピッシさんの小説には「ベルリンのアルゼンチン小説」という副題がついている。
José Luis Pizzi, Leidis, Ij jabe Junga: Una novela argentina en Berlín, Abrazos, Córdoba, 2018.
すでに第二版。
彼はかつてアルゼンチンで弁護士業を営んでいた。特にセクシャル・マイノリティーの人権問題では大きな仕事を成し遂げた。
その後21世紀に入り、まずマドリードへ、そして今はベルリンに住んでいる。
ベルリンでも弁護士業を続けていたこともあったようだが、今は文化イベントの企画や執筆に専念している。
多和田葉子さんの「うろこもち」のスペイン語版『Escamígera』の出版イベントにも関わっていらっしゃる。
彼の小説のタイトルは日本語に訳せば、『レイディス、お腹が空いたよ』である。
「Ij jabe Junga」をスペイン語圏の人がそのまま音読すれば、「イッヒ・ハベ・フンガ」となって、それはドイツ語で「お腹が空いた」という意味になるらしいのだが、それでいいでしょうか?
この本が彼の3作目で、現在次の作品を準備中である。
[ ベルリンのスペイン語文学についてはまだ続く。]
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