2018年8月18日土曜日

キューバ文学、新しいものと古いもの

古い方から。

Lino Novás Calvo, El negrero, Tusquets, Barcelona, 2011.


フォークナーのスペイン語翻訳者としても知られるリノ・ノバス・カルボ(1903-1983)の小説。

奴隷商人ペドロ・ブランコ・フェルナンデス・デ・トラバの人生を小説にしたもの。初版は1933年。このトゥスケッツ版はアビリオ・エステベスの序文付き。

巻末に作者による参考資料と年譜が付いている。年譜は黒人奴隷制度に関するもので、1886年がキューバの奴隷制度廃止年。ブラジルが廃止したのは1888年。

続いて新しい方。

Julián Martínez Gómez, El amante alemán, Dos bigotes, 2017.


作者は1985年ハバナ生まれで、これが最初の長篇小説。

冷戦時代と21世紀とをつなぐキューバ人の恋愛。

ハバナやベルリンやマドリードでの物語が断章として並べられる。ドイツ語の歌や古いベルリンの写真もまた断章の一部である。

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