キューバのブロガー、ジョアニ・サンチェスが検閲をテーマにした本を10冊挙げている。エル・パイースの記事から。
①ミネルバ・サラード『キューバ革命におけるジャーナリズムの検閲』2016年
→著者はキューバの詩人、評論家。1944年生まれ。
②J.M. クッツェー『検閲に抗して』2012年
③ジュリアン・アサンジ『サイファーパンクーーインターネットの自由と未来』2013年
邦訳は青土社から2013年に出ている。Kindleでも読める。
④レイ・ブラッドベリ『華氏451度』2015年(現在入手しやすいスペイン語版の出版年)
⑤エドゥアルド・デ・ラ・ベガ・アルファロ『裏切られた革命ーー文学、映画、検閲についての二つの試論』2012年
著者は1954年生まれのメキシコ人。専門は映画史。モレーリア映画祭の審査員をやっている。
⑥セスク・エステべ『検閲官の理屈』2014年
著者はカタルーニャ人。専門は文学批評・比較文学。15, 16世紀あたりの論文が多い。
⑦ホルヘ・ゴメス・ヒメネス編『表現の自由、権力、検閲』2010年
ここで入手可能。
⑧マルコ・アントニオ・デ・ラ・パーラ他『禁じられた映画ーーチリの映画検閲』2001年
⑨ラファエル・ロハス『安眠できぬ死者たち』2006年
この本については、書評論文を書いたことがある。『ラテンアメリカ年報』27号に掲載。
⑩Mandanipour, Shahriar『愛と検閲のイラン史』2010年
ここに挙げられている中で唯一の小説。英語からの重訳。
著者はイラン出身で現在アメリカに住んでいる。
以上の10冊のうち、日本語があるのは③と④。
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