ドミニカ共和国の作家の本。
Indiana, Rita, La mucama de Omicunlé, Editorial Periférica, 2015.
作者リタ・インディアナは1977年、サント・ドミンゴ生まれ。これまでに短篇集を2冊(Rumiantes, Ciencia succión)、小説を2冊(La estrategia de Chochueca, Papi)を出している。Wikipediaにはもう1冊(Nombres y Animales)載っているが、それがどういうものかはわからない。
彼女は音楽もやる。歌手でもあり作曲もする。アルバムはEl juidero(意味はわからない)。
Youtubeはたくさんあるが、たとえば、そのEl juideroという曲。
La mucama de Omincunléは短篇集のような体裁に見えるが、連作短篇のようなものなのかもしれない。冒頭は、近未来ドミニカ共和国といった感じで、マンションからハイチ難民を駆除していく様子が描写される。女中(mucama)が目に設置されたセキュリティカメラにスイッチを入れたり、腕を指で触るとアプリが立ち上がるというような。
ドミニカ共和国からは、Kindle版で以下のような本もある。
Fornerín, Miguel Ángel, Tú siempre crees que viene una guagua(君はいつもバスが来ると思っている).
---, Las palabras sublevadas.
上はフィクションで、下は評論。
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