オスカル・バサン・ロドリゲスさんが日本にやって来た。
スペインのバジャドリード出身の作家で、1978年生まれ。
バジャドリード大学を卒業後、アメリカのシンシナティ大学で学んだ(スペイン文学で博士号)。現在、西インド諸島大学のトリニダード校で教鞭をとっている。
トリニダード・トバゴで知り合って、それが縁で、今度は日本で再会した。
彼の小説『El vendedor de mariposas(蝶々の行商人)』(2014)は、スペインのナダール賞の最終候補になったとのことだ。
授業で小説の一部を朗読してもらった。
どうして作家になったのか、という質問が出たときの答えが印象に残った。
「14歳のころから小説を書き始めたが、書いていると、自分のやらなければならないことをやっている気がする。書いていると気分がよい。お金にはならないことは知っている。そういうことのためではなく書いている。」
彼もラテンアメリカ文学を教えているので、授業でどんな小説を読んでいるのか、意見交換をしたりした。
今日のような大きな地震を体験したらどう言っていただろうか?
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