2025年10月29日水曜日

10月29日

Kyoto Experimentでパフォーマンスを2つ観てきた。ひとつは、4名[Jang-Chi、李銘宸(リー・ミンチェン)、ネス・ロケ(Ness Roque)、温又柔]のグループからなる「クルージング:旅する舌たち」。フィリピンのルソン島の魚の発酵食品「ブロ」を発端に、オーストロネシアの人々の食の歴史と日本の植民地主義について考えさせる内容。観客には試食や試飲の機会が設けられたり。構想を支えるのが温又柔の3言語短篇小説「旅する「わたし」の舌たち【My Traveling Tongues、「我」的舌尖之旅】。


もうひとつはマルタ・ルイサ・エルナンデス・カデナスの「私はユニコーンではない」。チューリッヒでの映像は事前に見させてもらったが、その時の舞台よりもリラックスしていた。舞台と映像の両方からなる作品なので、スクリーンのサイズ(と映し出される字幕の文字のサイズ)が気になっていたけれども、見やすいものだった。最後のスポークンワードは、映像作家であるジョアンナ・モンテロがその場でスペイン語の表現を英語に翻訳して入力し、(おそらくAIで?)日本語に翻訳され、英語と日本語の字幕が投影されていた。

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