気がついたらもう7月ですね。
6月30日になんとか更新しようかと思っていたけれど、過ぎてしまった。最近では6月の終わりに1年の半分が終わったする風潮があるようだ。
2001年と2002年の6月30日ならよく覚えている。
2001年の6月は蒸し暑い日が多かった印象が強く、その日は土曜日で、朝から雨は降っていないものの、蒸し暑さで体が重く感じた。
翌年の2002年のその日はW杯サッカーの決勝戦が戦われた日だ。
ブラジルとドイツ。ドイツのキーパーがオリバー・カーン。彼がゴールポストにもたれて座っている姿は多くの人の記憶に残っていることだろう。確かあの日も雨か曇りか予報が難しい日であったのではないか。
この3ヶ月ぐらいのあいだ、あれもやらなきゃこれもやらなきゃと過ごしているうちに、この学期も最後のひと月になった。
最近では飛行機がかなり飛んでいる。感染者の数は増え続けながら、それでも日常に戻り続けようともしている。2001年の9月に飛行機は恐ろしい乗り物になってしまったが、今、空を飛ぶ飛行機を見ていると、実際に乗れるのがいつかはわからないとはいえ、希望を感じさせてくれる。
大学もいよいよ秋学期以降のことを決断しなければならない時期に来ているらしい。所属している学会も秋の大会をどのようにするか、所属している研究会も秋にどうするかなどなど、秋以降のことが議論されつつある。
この前久しぶりの青空の日に外に出ることができたら、急に絵葉書のような風景に出会った。
キューバで出ているロシアがらみの短篇集を整理した。
まずはこれ。
Cuentos rusos(Selección y prólogo de José Rodríguez-Feo), Instituto del Libro, La Habana, 1968.
プーシキン、ゴーゴリ(「鼻」)、レールモントフ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフ、ゴーリキー、イヴァン・ブーニンといった作家たち。15000部。
ついでこちら。
Isaac Babel, Cuentos, Editorial Arte y Literatura, La Habana, 1977.
収録作品は「騎兵隊」、「オデッサ物語」、そして短篇がいくつも。
イサーク・バーベリの本には翻訳者の名前が書かれている。アンヘル・ポソ・サンドバル(Ángel Pozo Sandoval)と、ホセ・フェルナンデス・サンチェス(José Fernández Sánchez)の2名。
そして最後がこちら。
Cinco escritores de la Revolución Rusa(Selección y prólogo de Roberto Fernández Retamar), Editorial Arte y Literatura, La Habana, 2009[初版1968].
ロシア革命5人衆ということで、アレクサンドル・ブロークの詩が2篇(「12の詩人」と「スキタイ人」)、フセヴォロド・イワーノフ「装甲列車」、ヴィクトル・シクロフスキー「感傷旅行」、イサーク・バーベリ(「塩」他2篇)、マヤコフスキーの詩と講演。マヤコフスキーの詩では、やっぱりキューバ訪問時の詩(ブラック・アンド・ホワイト)が入っていた。
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