メキシコで見つけた本その2。
アルゼンチンの作家リカルド・ピグリアとフアン・ホセ・サエールの対談集。
Piglia, Ricardo, Por un relato futuro: Conversaciones con Junan José Saer, Anagrama, 2015, Barcelona.
表紙の絵にはシュル・ソラール(Xul Solar, 1887-1963、アルゼンチン)が使われている。
彼の絵はブエノスアイレスの美術館MALBAなどで見られるが、シュル・ソラール美術館のほうがじっくり見ることができる。
ピグリアとサエール二人の作家の作品もいよいよ日本語で読めるようになった。水声社から出ている『人工呼吸』であり、『孤児』である。
そこで、二人のゴンブローヴィッチ論もまた日本語になっているので紹介しておこう。
ピグリアのゴンブローヴィッチ論「アルゼンチン小説は存在するのか?」は以下の本に入っている。
ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ『トランス=アトランティック』(西成彦訳)、国書刊行会、2004
そしてサエールの「外からの眼ーーアルゼンチンのゴンブローヴィッチ」は東京大学現代文芸論研究室が毎年発行している論集「れにくさ」第4号にある。こちらから読める。
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