2020年9月24日木曜日

嵐のまえに

気がつけば秋分の日も過ぎている。台風とともに秋風がやってきそうな気配。春に比べれば心の準備もできた状態で秋の授業を迎えることができている(と思う)。

非常勤先の授業ははじまりつつあるのだが、春と違ってオンライン授業をすんなりはじめられて、ああこれで授業ができちゃうんだと。それはそれでいいとしても、なんとなく虚しさを感じる。なんか違うんじゃないか。 

半年前よりも、よほど今の方が、コロナ時代でいかに生きていくのかを考えている。オンラインでいいのかというのは、これからもっともっと悩ましい問題になってくる。

この秋からは、自宅からオンライン授業をやったあと、大学に行って対面授業という日がある。

エドゥアルド・ガレアーノ『日々の子どもたち 366篇の世界史』(岩波書店)の紹介文が日本ラテンアメリカ学会の会報132号に載った。書いてくれたのは、マヤの歴史研究者・郷澤圭介さん。ありがとうございます。

イヴァン・ジャブロンカ『歴史家と少女殺人事件ーーレティシアの物語』(真野倫平訳、名古屋大学出版会)を読んだり、カルデロンの『人の世は夢』を読んだり。

大学図書館の利用サービスで新しい案内があった。 一時期よりは利用条件は良くなっているが、首都圏の大学図書館は軒並み学外者は入館できないので、専門的な論文を書いている人にとってはきついと思う。

コロナ時代に入って、地域の公共図書館を利用するようにもなった。涼しくなってようやく歩ける。

気が晴れるときを待つ。

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