2019年4月7日日曜日

『ハバナ零年』その後/Cool Cool Filin

4月5日(金曜日)、荻窪の書店Titleで、作家の星野智幸さんとトーク・セッション、『だからおもしろい、21世紀のキューバ文学』を開いた。

とても素敵な本屋さんで、本に囲まれ、聴衆の方との距離感もちょうどよく、人数も30人くらい、心地よい雰囲気にあふれていた。

星野さんは、僕たちが1992年にキューバに行った時の写真を持ってきてくださった。写真を見て、そうそう、確かにこんなことがありましたねえ、と思い出すことあり、忘れていることあり。
 
『ハバナ零年』との出会いや翻訳をどのように進めたのか、という星野さんの問いかけに答える形で話を始めると、あとはほとんど何もかもが自然に展開していったという具合。

こちらも星野さんのキューバ(文学)についての考え、創作プロセスやご自身の作品の翻訳の事情など、日頃なかなか聞くことができない話を伺うことができた。

ちょうど、スペインの出版社Combaから、スペイン版の『ハバナ零年』が届いたところだった。



トークのBGMとして、『ハバナ零年』で引用されている歌を、共和国とTItleのご好意で小さな音で流してもらった。

翻訳の途中から、歌がたくさん出てくるな、と思っていたので、それをSpotifyで検索したら結構出てくるのでプレイリストにしておいた。

実は作者のカルラ・スアレスも自身のホームページで、完璧なBGMリストをこちらで作っている。ぜひ合わせて楽しんでいただければ。

たまたま手に入れたキューバ音楽『Cool Cool Filin 2』を聴いていて驚いたのは、『ハバナ零年』に出てくる歌い手たちの次の世代が中心になっていて、このアルバムもBGMとしてピッタリである。





1. Sentimiento センティミエント -Osdalgia Lesmes-
2. Nada son mis Brazos ナダ・ソン・ミス・ブラソス -Ela O’Farrill-
3. Déjame ir デハメ・イール -Roberto Carcassés y Enrique Álvarez-
4. Cómo te atreves よくもそんなことを -Frank Domínguez-
5. Tony y Jesusito トニーとヘスシート -Ñico Rojas-
6. Imágenes 心の風景 -Frank Domínguez-
7. Háblame de amor 私に愛を語って -Telmary Díaz - R. Carcassés-
8. Contradicción 矛盾 -Osdalgia Lesmes-
9. Mi corazón baila mambo ミ・コラソン・バイラ・マンボ -Rosendo Ruiz Jr.-
10. Mariposa マリポサ -Roberto Carcassés-
11. Meditación 瞑想 -Roberto Carcassés-
12. Mi mejor canción 私の最高の歌 -José Antonio Méndez-
13. Canto de amor a la Habana ハバナへの愛の歌 -Tanmy López-Tony Guerrero- 


最後の「ハバナへの愛の歌」はこちらで聴ける。

歌声に耳を傾けると、「ハバナ(アバナ)」という単語が聞こえるだろう。定冠詞 la のない、ただシンプルに、「ハバナ」と呼びかけるのが。

Habana, es simple, te adoro
Por la magia de tus calles
Por tu gente y tus detalles
Por tus albores de oro

(ハバナ、ただ単に、君のことが大好きなの
街路の魅力
暮らしている人や細部
黄金の夜明け)

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