キューバ野球のことはよく知られているが、たまたまめくっていたフリアン・デル・カサルというキューバのモダニスト作家のエッセイ集に野球の話が出てきた。
El Base Ball en Cuba(著者はBenjamín de Céspedes)という本の書評であるその文章は1889年11月に書かれ、以下の本に入っている(87-89頁)。
Julián del Casal, Crónicas habaneras, Dirección de Publicaciones, Universidad Central de Las Villas, La Habana, 1963.
日本で正岡子規が野球をやっていたのとほぼ同時代。フリアン・デル・カサルは1863年生まれ。子規は1867年生まれでダリーオと同じ。
キューバ野球の本では、Roberto González EchevarríaのThe Pride of Havanaが 有名で、その本によれば、キューバで最初の野球の試合は1874年マタンサス州で行われている。
キューバに野球が伝わったのは19世紀の後半でプエルト・リコも同じ。アメリカで野球を学んだキューバ人留学生が帰国して広めたり、アメリカの海兵隊がキューバ駐留中にやっているのが広まったとか。
カリブ・ラテンアメリカ野球の頂点を決めるのはセリエ・デル・カリベ(カリビアン・シリーズ)。参加しているのは、現在キューバ、プエルト・リコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、メキシコ。
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