2018年5月8日火曜日

キューバ革命と黒人(4)

直接キューバ革命と関係しているわけではないが、以下の2冊を眺めている。

1 『第三世界からの証言』(現代世界文学の発見9)、学藝書林、1970年


この本はメキシコのマリアノ・アスエラ『虐げられた人々』やグアテマラのアストゥリアス「グアテマラの週末」が入っていることで知っていた。

改めて見ると、サンゴールの「第一回黒人芸術祭国際フェスティバルの役割と意味」が入っていたり、チュツオーラ(ここではテュテュオーラ)やケニヤッタの名前がある。

橋本福夫氏による解説ではジョージ・ラミングの名前が言及されている。 ラミングは最近、月曜社の雑誌「多様体」で吉田裕さんが紹介している。今後は長編も翻訳されるようだから楽しみである。

橋本氏の解説では、さらに前に触れたリロイ・ジョーンズの「キューバ紀行」が引用されていたりする。

2 『黒人と暴力』(現代世界文学の発見10)、学藝書林、1969年


そして第10巻のこちらでは、例えばラルフ・エリソン「二十世紀小説と人間性の黒い仮面」が読み応えがある。

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ところで最近外国語の論文を検索すると、Wiley Online Libraryの画面にぶつかることが多い。残念ながら中を読めないのだが。

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