2017年3月13日月曜日

キューバ文芸誌『UNION』

キューバ作家・芸術家協会(UNEAC)が発行している雑誌が『UNION』。

その1979年第3号は「カリフェスタ」が特集になっている。

「カリフェスタ Carifesta」とはガイアナのフォーブス・バーナムの提唱により、そのガイアナで1972年に第一回が開かれたカリブの芸術祭である。それ以降、3年か4年おきにカリブ各地で開催されている。今年2017年はバルバドスで8月に開かれる。公式ページはこちら

1979年はキューバが開催地になった。Wikiを見ると、スペイン語圏で開催されたのはこの一回だけのようだ。

「カサ・デ・ラス・アメリカス」刊行の『Anales del Caribe』第一号(1981年)には、ハイメ・サルスキー(Jaime Sarusky)による「Carifesta en Cuba」(pp.207-222)があるが、これは1979年の「カリフェスタ」のレポートである。

しかし『UNION』には相当な数のカリブ作家の文章が掲載されている。

ニコラス・ギジェン、ジャック・ルーマン、カルペンティエル、ガルシア=マルケス、クロード・マッケイ、ジョージ・ラミング、サムエル・フェイホー、カマウ・ブラスウェイト、エドワール・グリッサン、エメ・セゼール、C.L.R.ジェームズ、ウォルコット、フアン・ボッシュ、ミゲル・オテロ・シルバ、エリセオ・ディエゴ、ウィルソン・ハリス、ルネ・ドゥペストル、ミゲル・バルネ、フェルナンド・オルティス、ペドロ・ミールなどなど。



0 件のコメント:

コメントを投稿