昨年、文芸誌『すばる』でLGBT特集で原稿を書いたときに調べて見つけた本。キューバのレズビアン短篇選集で、どんな本なのかと思いを巡らしていたが、幸運にも手に入った。
Sotolongo Carrington, Dulce María(Selección y prólogo), Nosotras dos: Antología homoerótica femenina, Ediciones Unión, 2011, La Habana,
編者のソトロンゴ・カリントンさんは1963年生まれのキューバ人。
序文には「キューバで初めて、愛し合うか、あるいは性を超越した親密な関係を築く女性たちの短篇がまとめられた選集」とある。
ただし、この本を読む人は、書き手の性行動を詮索しようとしてはならないとも付け加えている。
刊行時にはこんな記事が出ていた。
想像していたよりも分厚くて、400ページ近い。50人もの作家のレズビアン短篇が入っている。
全員の名前を列挙するのは難しいが、なんとか半分くらいが見覚えのある名前。
エナ・ルシーア・ポルテラやアナ・リディア・ベガ・セローバ、ナンシー・アロンソ、ジョシュ、アイダ・バールなども当然。
(この項、続く)
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