数日間の滞在にもかかわらず、ほかでは経験できないようなことの連続だ。
メデジンの気候は「エテルナ・プリマベーラ Eterna primavera」と呼ばれる。「常春」とでも訳せるが、「常緑」という表現がいいかもしれない。一年中春のような気候だそうだ。
違いといえば、雨が降るか降らないかで、雨でも気温にさほど変化はない。到着した日は空港付近は雨と雷だったが、街に雨が降った様子はなかった。
朝晩は少し涼しく、日中は半袖でも大丈夫。長袖シャツ一枚あれば、もうあとは何もいらない。衣替えの必要がない。クローゼットには常に同じような洋服が並ぶことになる。
面白いと思ったが、日の出と日の入りの時間も一年を通じて大した変化を感じないそうだ。実際には違いはあるはずだ。いまは6時過ぎに明るくなり、6時過ぎに暗くなる。
写真はマンゴーの樹の下から眺めた空。さわやかな風が吹いてとても心地がよい。
木陰でコーヒーを飲みながら本を開くと、いつもよりページが早く進んでいるような気さえする。
タクシーに乗るときに運転手さんに、ドアは優しく閉めるようにと注意を受けた。外国人はドアを力一杯閉めるために傷みが早いらしい。
このとき思い出したのは、キューバでタクシーに乗ったときのこと。がたのきている古いアメ車ゆえに、ドアの開閉には注意が必要だ。
運転手が必ずドアの開け閉めについて説明してくれる。たとえば、開けるときは窓越しに外からレバーを動かし、閉めるときは内側のレバーを握って優しく閉めること、と。あるとき、うっかり強く閉めたら、バックミラー越しに運転手さんに怒られた。
メデジンではMetroというと地上を走る電車のこと。車両が幅広いのが日本と違う。
Metrocableというケーブルカーにも乗った。8人乗り。スキー場にあるリフトのようである。
本屋は大学内にある本屋とモールの本屋に行ってみた。本を買ったらカフェで読む。たとえばこんなカフェなら、快適に過ごせてしまう。
ベレン図書館(Biblioteca Belén)は日本人(内藤廣氏)の設計によるものだ。詳しい話は以下のサイトを参考のこと。
http://arqa.com/editorial/medellin-r/biblioteca-belen
外観はこのような感じで、一目で気に入ってしまった。図書館側から通りを見ると以下のような風景。
メデジン郊外にも行ってみたくなるが、それはまた今度。
0 件のコメント:
コメントを投稿