2026年6月21日日曜日

6月21日

この1ヶ月くらい、予想外のことが起きていて、そのことで進めるべきことが進まなかったり、逆にそれでも進められたこともある。災害ユートピアではないにしても、ショック状態に置かれたときだからこそ、居住いをただす気持ちになって取り組めることもある。そういうときだからこそ、言葉には敏感になる。

濱口竜介監督の『急に具合が悪くなる』を見てきた。『ドライブ・マイ・カー』から一段も二段も上にのぼったように感じた。現実世界で周りを見回すと、卑劣な悪、善意のふりをした悪、こんな時代だからこうなっても仕方ないですよね的な「合理的な考え」から導き出される悪しかないし。

言わずもがなとはいえ、映画では言葉が丁寧に誠実に取り扱われる。全ての言葉を詐術のために使う人、言葉をおためごかしとして使うことを身につけてしまった人に、この映画はどう映るのだろうなあ。

2026年6月21日は夏至。