2019年2月24日日曜日

キューバ関連本

前の更新から気がつくと1ヶ月近い。書きたいことは山ほどあるような気がするのに、時間の方が早く過ぎてゆく。

ぼやっとしてると時間に負けてしまう。勝ち負けではないはずなのに。

時間と一緒に生きている。時間があって自分がある。それなのに時間との付き合いが難しい。

のんびり生きたいという感覚はどういうことなのだろう。時間の速度よりもゆっくり生きるということなのだろうか。

本がある、映画がある。読む、見る、内容について思う、考える。

それは読んでいるとき、見ているときと並行して起きている。

その時間に過ぎていることはその時間の中にある。

ボルヘスの「グアヤキル」を読み直していて、いや本当に面白いなあと思ったのは、読んでいるときのことだ。エリック・ドルフィーの言葉が思い出される。

映画『ノーザン・ソウル』の興奮、『ライ麦畑の反逆児ーひとりぼっちのサリンジャー』の教訓、『女王陛下のお気に入り』のおぞましさ、これらはどこへ?

大きな音でジャズを聴きたいが、そんなことをしたら耳鳴りが止まらなくなる。真夏の森でセミの音を聞くような耳鳴りが。

セルバンテス文化センターでキューバ映画祭をやっていた。短篇5本と長篇1本を見てきた。長篇は『Habanastation』(Ian Padrón監督、2011)。

最近届いたキューバ本は以下の2冊。

Ildefonso Pereda Valdés, Lo negro y lo mulato en la poesía negra, Ediciones Ciudadela, Montevideo, 1970.


キューバ詩における黒人性とムラート性について、ウルグアイ人が論じたもの。よく引用・参照される古典的文献の一つ。

同じテーマの新しい文献が以下のもの。

MIguel Arnedo-Gómez, Writing Rumba: The Afrocubanista Movement in Poetry, University of Virginia Press, Charlottesville and London, 2006.

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