アルゼンチン映画『しあわせな人生の選択』の原題は『トルーマン Truman』である。主人公フリアンの飼い犬の名前だ。
映画を見ていて気づいたが、共同プロデューサーにダニエル・ブルマンの名前があり、 K&Sフィルムというアルゼンチンの制作会社が作っている。
KはOscar Kramer、SはHugo Sigman、共にアルゼンチンの映画人。その二人が立ち上げた会社がK&Sフィルムである。
K&Sフィルムによる、AMIAのテロ犠牲者追悼プロジェクト「La Memoria 記憶」はこちら。
この会社の映画では近年、『人生スイッチ』や『エル・クラン』がかなりヒットしている。
少し前だと、ガエル・ガルシア=ベルナルがでた『失われた肌』というのがあった。これは原題が『過去 El pasado』。原作がアラン・パウルスで、監督はエクトル・バベンコ。『蜘蛛女のキス』を撮った人。
さらにこの制作会社の第一作が『ボンボン』だった。2004年の映画で、日本では2007年に公開された。これも犬が出てくる映画。邦題は『ボンボン』で、原題は『犬 El Perro』
『しあわせな人生の選択』の監督はCesc Gay。日本語版の公式ホームページではセスク・ゲイと表記されている。でもゴヤ賞授賞式の映像を見た限りでは、セスク・ガイかな。
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