2026年4月2日木曜日

4月2日

翻訳している本の中に実在する映画のシーンが出てくると、当然その映画を見る、あるいは見直す。フアン・ガブリエル・バスケスの『歌、燃えあがる炎のために』を訳しているとき、その中の一篇、「空港」にロマン・ポランスキーの『ナインスゲート』の話が出てきたので、やはり見直した。『ローズマリーの赤ちゃん』とか『フランティック』もついでに。『ナインスゲート』で確かめたかったのは、若きバスケスがこの映画にエキストラ出演していたのか否かである。それとおぼしきシーンをスローモーションで何度も何度も見直した。結果は映画を見て確かめてもらいたい。で、いま読んでいる本では『パルプ・フィクション』のワンシーンが取り上げられている。サミュエル・L・ジャクソンのシーンである。この映画といえばこのジャクソンの長台詞と、ジョン・トラボルタがユマ・サーマンと踊っているところだろう。あとは冒頭と最後のファミレスのシーンか。それで見直して驚いたのが、この映画にはブルース・ウィルスが出ていたのだった。まったく記憶になかった。不思議だ。それからタランティーノも。

国際ブッカー賞でロングリストに残っていたアルゼンチンのガブリエラ・カベソン・カマラの「We are Green and Trembling」(Robin Myersによる英訳。原作タイトルは「Las niñas del naranjel」)はショートリストには残らなかった。

4月1日はいわゆる仕事始めみたいなものなので気分良くいきたいところとはいえ、去年は悪天候で、雪のようなものがちらつく寒い日だった記憶があるが、今年2026年も重い空の一日だった。夕方からは雨も寒さも一段と厳しくなった。