6月の頭にこれ。一週間後にこれ。その一週間後はこれ。夏前にはまだひとつ出番があって、気は抜けない。
その間に、明石書店から『カリブ海世界を知るための70章』が出た。自分は1章しか書いていないが、カリブに関する歴史・社会・文化関係の文章がまとまった形で出たことはありがたい。大いに参考にしたいと思っている。
このシリーズは、『コロンビアを知るための60章』で4章担当したことがある。改めて開いてみると、意外なことが書かれていたりして(自分の書いたものも含めて)、 やっぱりためになる本である。
2冊の刊行のあいだにちょうど6年の歳月が挟まっていて、『カリブ海世界を〜』は「エリアスタディーズシリーズ」の157(番目)で、『コロンビアを〜』は同シリーズの90(番目)である。1年およそ10タイトル出している計算だ。
『総合文化研究』のPDFがこちらから読めるようになった。CiNiiで検索すると機関リポジトリから読めるようになっている。PDFのアップロードまで3か月かかっていることになるのだが、来年(というか今年度)から紙媒体の印刷はしないので、このページに載ったら「刊行された」ということになるということか。
そうして夏至を迎えたが、梅雨とはいえ、このところバランキーリャの2月を思わせるような、さわやかな風にきれいな空と夕暮れが見える日が続いていて、アジサイの花の美しさも、傘をさしながら雨に光るのを見るのとはちがって、大きく目に飛び込んでくる。
こういう気候ならば6月も悪くない。その勢いでインティ・ライミの映像を授業で見せたりした。生で一度も見たことはないのだが。
ニュースでは、ベネズエラの一連の危機が原因で、今年はロムロ・ガジェゴス賞の審査と授与が中止され、来年に延期されたという。
El mundo cambia constantemente.
ラテンアメリカ文学、キューバの文学、カリブの文学などについてメモのようなものを書いています。忘れないように書いているというのもあるけれど、忘れてもいいように書いている。書くことは悪魔祓いみたいなもので、書くとあっさり忘れられる。それがいい。
Escribir es un acto de exorcismo. Escribir cura, alivia.
2017年6月26日月曜日
2017年6月24日土曜日
ルベン・ダリーオ、ボルヘス
スペイン王立アカデミーが折に触れて刊行している「名作」の記念版シリーズにボルヘスとルベン・ダリーオが入った。
ダリーオは昨年が没後100年だった。
Rubén Darío, Del símbolo a la realidad(Obra selecta), Real Academia Española, 2016.
序文や解説を書いているのはセルヒオ・ラミレスやホセ・エミリオ・パチェコなど。
一方、ボルヘスは昨年で没後30年。
Jorge Luis Borges, Borges esencial, Real Academia Española, 2017.
ダリーオは昨年が没後100年だった。
Rubén Darío, Del símbolo a la realidad(Obra selecta), Real Academia Española, 2016.
序文や解説を書いているのはセルヒオ・ラミレスやホセ・エミリオ・パチェコなど。
一方、ボルヘスは昨年で没後30年。
Jorge Luis Borges, Borges esencial, Real Academia Española, 2017.
2017年6月8日木曜日
アフロ・ラテンアメリカ[2017年9月30日追記]
最近の二冊
Jackson, Richard, Black Writers and The Hispanic Canon, Twayne Publishers, New York, 1997.
表紙はキューバのナンシー・モレホン。
Andrews, George Reid, Afro-Latin America 1800-2000, Oxford University Press, New York, 2004.
この他、Casa de las Américas 36-37号(1966)と、同誌264号(2011)などを眺めている。
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[2017年9月30日追記]
その後、以下の本。
Leslie B. Rout, Jr. The African Experience in Spanish America(with a new introduction and bibliographical update by Miriam Jiménez Román and Juan Flores), Markus Wiener Publishers Princeton, Princeton, 2011.
Jackson, Richard, Black Writers and The Hispanic Canon, Twayne Publishers, New York, 1997.
表紙はキューバのナンシー・モレホン。
Andrews, George Reid, Afro-Latin America 1800-2000, Oxford University Press, New York, 2004.
この他、Casa de las Américas 36-37号(1966)と、同誌264号(2011)などを眺めている。
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[2017年9月30日追記]
その後、以下の本。
Leslie B. Rout, Jr. The African Experience in Spanish America(with a new introduction and bibliographical update by Miriam Jiménez Román and Juan Flores), Markus Wiener Publishers Princeton, Princeton, 2011.
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